格闘の夏 ~本選篇~



さて、前回の ~予選篇~ から二ヶ月・・・

灼熱の七・八月がやって参りました


七月はじめにあった予選を通過したトータルビューティーパートのメンバーは、

毛色の近い作品により4~6人のチームに分けられ、本選にて競います



自由にアイコンを決め、自分のペースで進める予選とは違い・・・

娘ほど年の違う先輩たちと、まさに学園ドラマのやふな日々の始まりデス!



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本選のモデルは、予選の紗江さんとは全く違ったタイプの小麦肌エキゾチック美人・・・

若かりし頃のお色気女優:春川ますみさんの面影もある、プロの優奈さん

妖艶なお顔立ちに反して、竹を割ったような内面のギャップが大変愛らしい方でした



◇     ◆     ◇     ◆     ◇



わたくしの割り振られたチームは「世界の歴史」上のアイコン、

「アジアの美」 「1920~30年代銀幕のスタア」 「1950年代ゴールデンエイジの女優」
「1960年代ヌーヴェルバーグ」 「1970~80年代のロックスター」
「1980年代ジャパニーズアイドル」 「現代のディーバ(歌姫)」 と、

数あるチームでも中々難易度の高い、グループです
・・・なにしろ、幅広い世代の知るアイコンが少ないという 最大の難関アリ、、、



さらに、予選では一人ウォーキングの持ち時間が1分半あったのに対し、
本選は一人一体は作るもののチームでの持ち時間は3分半・・・


すったもんだと話合いを重ね、エジプト三大美女を中心にして、
荘厳かつ 新たな古代エジプト世界を5人でつくることに


エジプト三大美女「クレオパトラ」「ネフェルティティ」「ネフェルタリ」のうち、
わたくしが担当するのは、壁画でしかお目にかかれない「ネフェルタリ」・・・

古代エジプトのよき時代、王に大変寵愛されるも若くして天に召され、
「ネフェルタリ:愛する者」と名づけられた 謎多き美しき王妃


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予選のシャネルと違い・・・ 完全にわたくしの思い描くネフェルタリを想像する事に!

女性らしい面立ちの優奈さんは、王の寵愛を受けた夭逝の王妃におあつらえむけ、

一方で、広く皆に美しいと感じさせ、妖艶さと気品を兼ね備えたお化粧、というものは
普段 特殊な時代メイクをしているわたくしにとっては、大きな難題でもありました

衣装は、壁画にも登場する「鳥」から 尾長鳥を思わせるアラビアンるっくに・・・
線の細い優奈さんを西洋体型にと、ドレスのラインから考える工程は愉しきもの



チームでも、皆が想像する黒髪ボブに青アイシャドウ、黒アイラインのエジプト美女は敢えてやめ、

古代資料に基づきつつも、ギリシャとも交友があったといふ神秘の国:エジプトを各々思い描きます


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王妃たちの密やかなる身づくろいシーンのパントマイムに始まり、
優美なエジプト舞踏のシーン、クライマックスは民衆に迎えられる王妃たちの壮大さを


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始まってしまえば本当に一瞬、、、

二ヶ月かけてきたアレヤコレヤの苦労も汗も涙も、終われば皆笑顔です


チーム優勝は、演出の奇抜さと団結力が圧巻の「1960年代ヌーヴェルバーグ」、

悔しさをにじませるメンバーやモデルさんたちに混じって ひとり、

(ご来場のお客様たちは、目一杯愉しんでもらえただろうか、、、)
そちらの方が気にかかるわたくしは、やはり長いこと接客業に携わった職業病でせふか



演出力に長けた人、ヘアメイクの才がある人、統率力のある人、芸術肌の人・・・

チーム選をやりぬくということは、普段気付かぬ他者や自己との出逢いでもありました


こうして、2017年の わたくしの熱い暑い夏は終わりを告げたのでアリマス

この場をお借りし、様々なアドバイスを頂いた方々、台風の中ご観覧頂いた皆様、
拙い技術にお付き合い下さったモデルさんや先生方・・・ 貴重な経験を有難うございます




サアテ、 次なる挑戦の舞台は・・・・  !?


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格闘の夏 ~予選篇~



台風一過から、はや十日あまり、、、

わたくしの中でも、美容学校のコレクションという大きな嵐が過ぎてゆきました


◇    ◆    ◇    ◆    ◇    ◆


この度の「戯れ言」は、誠に私的なつぶやきにて ご興味のある方のみどうぞ・・・

振り返るは、大会の予選説明会6月に遡ります、、、



福岡・北九州・熊本の三校合同のコレクション大会、

のらりくらりと、仕事をしながら学校に通ふわたくしのカリキュラムの進み具合からすると、
30分でフルメイク、モデルのビフォーアフターを競う「ベーシックパート」が妥当・・・

しかし、説明会にて今年の「トータルビューティーパート」のテーマが”アイコン”と知り、
「面白そう!」 即断にて、トータルビューティパートへの参加を決めました



「トータルビューティーパート」と言えば、卒業した方や卒業間近の生徒さん中心、
二時間内でヘアメイク衣装、ネイルのまさにトータルを仕上げるというもの・・・


そこでわたくしが選んだのは、泣く子も黙るモオド界の女王蜂:ココシャネル

不遇な生い立ちをも原動力に、着やすい新型服を提供・・・女性をコルセットから解放し
喪服の黒を晴れ着にと、まさに自らの力で時代を変えていった強い女性の象徴


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一度決めたら猪突猛進、
モデルはプロであり、ミスユニバース福岡大会ファイナリストに今年も選ばれた紗江さんに!

シャープな色白美人、強い眼差しはまさに 若き頃の野心に燃えるシャネルにぴったり



プロモデルさんですから、契約上練習に来て下さる回数は決まっています

それ以外は、学校の生徒さんや毎日自分にも時代メイクをして仕事に通いますが、
予選の壁:ベースメイク以外は30分仕上げ、時間が中々短縮できません

また、おりしも紳士のフランス買付けと集中レッスン期間が重なり、自主練の日々・・・


それでも大の苦手の夏、しかも酷暑の中、

ユニークな先生方のご指導や、紗江さんの心強い励まし、周りのお支えもあり、

無事に予選当日を迎えることとなりました



1コレクションシャネル


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始まってしまえばあっといふ間、

ここを直したい、カメラ映えするのにもっとこうすべきだった等 数えれば修正点は星の数ですが、
どうにか時間内に、長髪直毛のモデルさんをボブ風の マドモアゼル:ココに・・・



煙草を吸われない紗江さん、色々な資料を基に研究して頂いたのでしょう 

勝気で野心家 上昇志向の強い若き1930年代のシャネルを 

時にエレガントに、時にコケティッシュに・・・演じきって下さいました


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今回の予選で、考えさせられたこと、、、

「アイコン」・・・ 誰もが知る、絶大なる影響力を放った人物の どの場面を切り取るか、
外国人であった場合 それをどうアジア人モデルに落とし込み、その人の美しさと融合させるか




個人的には、シャネルのロゴマークの入ったものを絶対に身につけさせたくなかった、
何故なら、シャネルロゴが広まったのは彼女の晩年・・・ マドモアゼル:ココにはふさわしくないから

BGMは同じフランスの至宝:ピアフの「薔薇色の人生」を選び、衣装はヴィンテージで・・・


そんなこんなの、誰も気付かぬこだわりと、己の技術の未熟さと格闘しながらの七月でありました




終わって涙ホロリ、と思いきや、まだまだだというシャネルと同じ獅子座の血がそうさせるのか、

号泣する若き生徒さんたちを尻目に、自らの課題とひとまずの安堵を噛み締めるわたくし



「シャネルのウォーキングのときだけ、モノクロに見えて涙が出そうになりましたヨ」、

見知らぬ人々から嬉しいお声かけを頂き、紗江さんと改めて一日の労をねぎらいつ・・・



外をふと眺めたら、もう夕暮れ時になろうかとしておりました


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年の瀬に思ふ



幾日もたたぬ間に、除夜の鐘を聴く年の瀬となりました・・・

皆様にとりまして、本年は如何なる年でありましたでせふか



僭越ながら、わたくし共にとりましては創業十周年を無事に迎えると共に、

二年ぶりの「真珠夜會」開催と・・・ 初心を思い出した一年で御座いました


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本年亡くなった故:水木しげる先生の遺した言葉、目にした方も多いことでせふ



「やりたくないことは無理にやることはない。自分に出来ないことは他人に任せておけばいい。
自分の好きなことをやる。その為に人は生まれてきたのだと私は思っています。
やりがいだとか、充実感といった言葉をよく耳にしますが、
結局は自分が好きなことにしか、そういうものは見つからないような気がします。
やりたいことがみつからないと言う人がいますが、
先ずは自分が好きなことは何かを考えること・・・小さい頃に熱中していたものを思い出すんです。

ただし、好きだからといって成功するわけじゃない。
努力は人を裏切るということも知っておくことです。
それでも、好きなことに情熱を傾けている間は、きっと幸せの空気が漂っています。
好きなことに情熱を注いで、人生を生き切ること・・・うまくいく時もあればいかない時もある。
そんな時に、あたふたと騒がない方がいい。幸福だの不幸だのといちいち口に出さないこと。
人生にはいろんなことが起こって当たり前。放っておくことです。
人生を下手にいじくり回したりせず、自然の流れに身を任せてしまった方がいい。
しょせん人間の力ではどうしようもないこともあるのですから・・・」




太平洋戦争下のニューギニア戦線・ラバウルに出征・・・ 
過酷な戦争体験を重ね、米軍の攻撃で左腕を失ったのち現地民のトライ族と親しくなる中、
自然に寄り添い 自由かつ大らかに生きる現地民族の生き様から得た人生訓との事・・・



わたくし個人に置き換えても、二年ぶりの買付け同行や「真珠夜會」の再開を通じ、

「好きなことをすること」は、自身の快楽のみならず人の心を打つことを改めて知り・・・

水木先生の厳しくも暖かく、潔い言葉は深く染み入ることとなりました




本年もご贔屓を賜ったお客様各位をはじめ 至らぬわたくし共を支えて下さった皆様・・・

この場を借りまして、深く御礼申し上げます

弊店の年内営業は本日までとなりますが、どうぞよきお年をお迎え下さいませ





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仏蘭西旅手帖~ある日の一コマ篇~



さて、今宵の旅手帖は、、、

巴里の街角や妹の住む地方で出逢った日常の風景を素に…

素顔の仏蘭西の人々が持つ味わいや気質などについて、チョイと綴ってみませふ


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毎年6月第3週末に行われる、『Fete de la Musique(音楽祭)』…
この日ばかりは、巴里のみならず仏蘭西全土が”音楽の洪水”と化し、
シャンソン・ジャズは無論 ロックにレゲエ、テクノ等・・・誰でも演奏できます
普段お澄まし顔の巴里の都会人も、音楽聴けば体が勝手に 踊らにゃ損々、、




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土日になると、巴里の街のあちこちで開かれる蚤の市・・・
時折出くわす、素人店主が中心の大規模な市で見かけた光景
(嗚呼、そのままお空の彼方に消えた風船おじさんって昔居たナア・・・)
そんな幻想が脳裏をよぎる、正に飛んでいってしまひさふな風船売り




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蚤の市や骨董市では、(一体どなたがご所望なさるのかしらン・・・)
そんなものが意外や意外、一番に売れたりしてしまふから面白きもの
狐?の剥製のトレイ置き、帰りも佇んでましたが看板娘にはなったハズ
時にはニセモノをつかまされることも、狐に化かされぬやふご用心!




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わたくし共が創業時よりベイクライトものを買付けるマダムご自慢の品
その市では主にセルロイドを中心としたブローチを並べて居られました
齢七十を超えるとは思えぬ、小粋で赤毛に笑顔の似合ふマダム、
東洋趣味の中でもお勧めは、傘が連なる「KYOTO」と名の付く逸品




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妹の住むフランシュ・コンテ地域は コンテチーズの産地としても有名・・・
我が国なら掌サイズしか買えない値段で、とてつもない塊を包んでくれます
街の市場・・・豚さん型サラミが「買ってってよう」と言わんばかりに愛くるしい
どの国でも 殿方はつまみやお酒売り場を落ち着かなさげにウロウロ、、、




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妹とパートナーの住む、築100年は軽く超えるアパルトモン・・・
長き年月で磨耗された石の階段や渋い窓枠が、風格さへ醸しだす
窓辺に鮮やかな鉢植えを飾り、暖炉の上には想い出の品々、、
何時の間にか大人になっていたんだなあと、親のやふな心持




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スイス国境近いブザンソンは、古くからスイス時計産業の中心地、
1800年代末に教会内に設置された巨大からくり時計も、まだまだ現役
小説家:ヴィクトル・ユゴーに映画の発明者:リュミエール兄弟の出身地・・・
中世以来の面影を留めるシタデル(要塞)は世界遺産にもなっています





ブザンソンは、街中に花と緑があふれる仏蘭西随一の「緑の都市」・・・

TGVにて、仏蘭西の胃袋を支える田園地帯をひた走ること三時間弱、


山上の城の周りには川、城を中心に発展した城下町、、、

まるで故郷の岐阜みたいでしょ、と水上ボートの上の妹は笑いました


今回、旅の半分を同行したわたくしの父母の一番の目的・・・

それは、現地で父母代わりに妹達を可愛がってくれている恩人へお礼を伝えること

アペリティフ以前の長きお喋り、夜も更けるまで伝統料理での心尽くしのおもてなし

音楽家でもある彼ら、福島へのチャリティ演奏会もしていると聞き 思わず胸詰る・・・

・・・胃袋は勿論、心まで一杯に満たされる 笑いの絶えない一夜でありました




とかく気位がお高いと思われがちな仏蘭西の人々、実際接すると案外そうでもなく、

お喋り(議論)好きで、愛嬌があり人情味があって、何といっても「美」意識が高い…


多くの移民を受け入れ 文化のるつぼと化してもなお、

自由を我が手で勝ち取った彼らの誇りや風刺の効いたエスプリ、美への尊敬の眼差し・・・

艶やかに手入れされた自宅の小さなジャルダン(庭)、巴里の菓子屋のショウウィンドウ、

都会でも地方でも、そんな気質がそこかしこに垣間見られるやふに思われます




「真珠夜會」第四夜についてはこちら・・・
第4夜表_320



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仏蘭西旅手帖~ボタン!ぼたん!篇~



光陰矢の如し、、、 気づけば暦はもう九月

6月の買付けからはや二ヶ月・・・ 一息つき、旅の手帖を幾篇か辿ってみます



二人で買付けの旅に参ります際は、大概役割担当が決まっておりまして・・・

わたくしは興味の引かれる場所や催し探し、紳士は交通手段に宿や蚤の市探し等、

つまり、直感や幻想のまま大枠を決めるはわたくし、それを具現化する実務担当が紳士



・・・限りある余暇の中、この度数ある展示や催しの中で最も興味引かれたのがコチラ、、

装飾美術館にて開催された『DE BOUTONNEZ LA MODE!(モオドのボタンを外せ!)』展


企画展ながら三千点以上のボタンや装飾品を時代に沿って展示、まさに圧巻であります

モオドに特化した美術館とあり、複数階にわたるボタン展エントランスからしてこの有様!!


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13世紀に開発され、18世紀に黄金時代を迎えたといふ「ボタン」・・・

1930年代にファスナーが普及するまで、ボタンは巴里のオートクチュール全盛期を支え、

富裕層にとっては富の象徴、芸術家にとっては小さいながらも創造性を発揮する場でした


また、クチュリエやデザイナーにとっては単に服を留める実用的な役割のみならず、

美意識や自己主張につながる大切な存在でもあったのであります
(FIGARO japon 2015年 4月号より一部抜粋)




● ○ ● ○ ● ○ ● ○

では暫し、皆様とボタンを巡る時間旅行と参りませふ、、、、

まずは 王侯貴族が絶大な権力と富を誇っていた 1789年仏蘭西革命以前まで遡ります

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この時代までの富裕層は、ご婦人より殿方が更に華やかに着飾りました
上の手描きエナメル(七宝)、下の硝子一つ一つに込められた小宇宙ときたら!
無論衣類は上質なシルク製、更に絹糸や金糸で刺繍が施されたロココの極み


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上:子供服だって寸分の手抜かりもござあません・・・着せる従者は大変でせふが
下:1780年頃、右下の白蝶貝上に込められたるは「彼の愛に根負け」といふ愛の言葉


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● ○ ● ○ ● ○ ●

ここからは仏蘭西革命以降 王政が倒れ市民の中から中産階級が生まれた1800年代以降・・・

服飾においては、紳士はある程度形式が定まり、ご婦人方がモオドの中心に躍り出ます

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かつてより簡素化されたとはいへ、ボタンブーツにシュースパッツ・・・
襟やポケット、生地の違いによる細かなディテールに殿方が心血を注いだ時代
注文主にぴたりと添う仕立て、十分に腕を発揮した街のテイラーの最盛期


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ジャポニスムの波がモオド界にも・・・ポールポワレによる服飾革命
キモノルックにアラビアンルック、、コルセットから開放され誇らしげな乙女たち


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猫も杓子もジャポニズム、七宝や貝細工で彩られたるアール・ヌーヴォーの渦
下:上三本はヌーヴォー期スプーン、はてどうすくえばよいものか?それが問題だ


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● ○ ● ○ ● ○ ● ○

時代の寵児はポワレから若きシャネル嬢へ… アール・デコ期へと移ろいます

都市化の進行、モオド誌の発達等も手伝い、モオドは市民にも手の届くところまで・・・

とはいへ、第二次大戦以前は巴里が全てのモオドの発信地でクチュールは全盛期

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上:左はシャネルが全身にボタンホール&ボタンを施した挑戦的な一枚
下:黒や赤、緑など都会的で力強い配色がモダンとされたデコ期のボタン


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上:1920年代の英国製ボタンブーツと、女性の脚を模した小洒落たボタンフック

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上:1930年代初めのモオド誌、デコの馨り残るカットボタンに乙女の胸踊る
戦禍が忍び寄る30年代後半~戦時中は、服地の豪華さでなくアイデア勝負!
金属でなく合成樹脂を中心に、下は太鼓モティーフがユニークな木製ボタン


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これ以降も、戦後モオドの復活を決定的にしたディオールのニュー・ルック、

クレージュによる宇宙未来的なクチュール・フチュールの作品、

イヴ・サンローランによる革新的な女性のスモーキングやサファリルック等、、


巴里を代表した名だたるクチュリエやデザイナーによる作品群の数々・・・

なんとわたくし、滞在中に二度も足を運んでしまいましたとさ!



たかがボタン、されどぼたん・・・

さあて、アナタの心に留め置かれたのは ど・れ・だ?




「真珠夜會」第四夜についてはこちら・・・
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福岡に御座います、フランス中心の
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Pearlのマダム&ムシュウによる
日々の戯れ言を綴った日記です

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