チェリーを召しませ



のらりくらりとしていた梅雨も、ようやく明日明ける模様、、、

いよいよ、灼熱の季節がやって参ります


☆   ★   ☆   ★   ☆   ★



灼熱の、、、と申せば、忘れちゃならぬのが南国や赤道直下の国々


1920年代のエジプト発掘から突如おきたオリエンタリズムの大流行、
併合されたハワイやお隣メキシコにキューバ、そして南米へと・・・

多民族国家:アメリカの人々の興味の対象は次々と移り変わりました


ことに1920~50年代は、様々なルーツをもつ民族の踊りに音楽、、、
それにアメリカ味が加わって、大変愉快で陽気な文化が花開きます

ルンバにチャチャチャにマンボ・・・ 燦燦と降り注ぐ太陽、そよぐバナナの葉、

インターネットなどない時代、ラジオから映画からテレビから、、、

まだ見ぬ異国の地に、人々は思いを馳せました



1939年7月にアメリカでデビューし、“ブラジルの爆弾”と称されたカルメン・ミランダ・・・
代名詞:フルーツハットと圧巻のパフォーマンスで、1945年以前のアメリカに於いて最高給取りの女性に!





そんなカオスの国:アメリカでは、フルーツや花・リボンにチュールを使った帽子、

戦時中は物資不足もあり安価に製造できたオールドプラスティックの装飾品・・・

そういったキッチュで愛らしいものたちが、ご婦人の髪を首元を飾りました



今宵は、いわば巴里経由のアメリカ土産、とでも申しませふか、、、

収集家も多く今では高値で入手困難になりつつある、チェリーの首飾りをご覧下さいマセ


P7140017_320.jpg
P7140016_512.jpg
マーブルダークチェリーの細長い実が熟していますこちら・・・
あえてフレンチシックに、カンカン帽とキャンバスシューズでも召しませ
1910年代頃カンカン帽の詳細はコチラ・・・




P7140004_320.jpg
P7140008_512.jpg
珍しいサーモンオレンジの大玉チェリーは、スウィート好みな貴女に・・・
同じくアメリカ、賑やかな作風のエニッド・コリンズのショルダーも御座います
1970年代コリンズショルダーの詳細はコチラ・・・





異国を旅した方なら、人種や文化の違いによる「色」の違いを実感されることでせふ


アフリカ女性が器用に体中に巻きつけるカンガの目の覚める色彩、
キューバやジャマイカの殿方の、褐色肌に映える絶妙な色や柄あわせの妙・・・


もっと、解き放たれてもよいのではないか と思う島国産まれの今日この頃



carmen_512.jpg



パールHPへようこそ
Pearl


Pearl facebook
商品紹介などしております

初夏のスペシャリテ



あっという間に過ぎ去った台風なれど・・・

居座る前線が北部九州に局地的豪雨をもたらし、一部甚大な被害を及ぼしております
一日も早い復旧を願いつつ、被災された方々に心よりお悔やみ申し上げます



◇    ◆    ◇    ◆    ◇



梅雨も明けぬ前からこの暑さ、、、

どうやら、今年のハイパー酷暑予報は的中の予感でアリマス


そんな最中、汗を拭き拭き 買付けた品々を求め足を運んで下さる皆々様方・・・
誠に有難く、心より御礼申し上げます



さて、この度の買付けは 中々ギュッと濃い内容となっておりまして、

フレンチモオドの真髄を感じさせるやふな品々等も入荷してございます

そんなワケで・・・ 今宵は「初夏のスペシャリテ」と称し、
1930~50年代のハンドメイド もしくはオーダーメイドドレスをご賞味頂きたく存じます



P7070010_320.jpg
P7070007_320.jpg
P7070005_512.jpg
まずは1930年代の清涼なるクレープレイヨンドレスから・・・
ペールブルーに辛子のコード刺繍、堪らない配色のなせる妙
大玉アンバーの深い色合いが装いにぐっと深みをもたせてくれます




P7070024_320.jpg
P7070021_512.jpg
続きますは40年代頃、大変ドラマティックなプリントレイヨンドレス!
擬人化された薔薇がダンスを踊りだすなんぞ、シュールで小粋で溜息もの
腰のデコ風装飾、袖のスリットを引き立たせるは深緑のベークライト首飾り
こちらは、既に素敵な方のもとへ旅立ったのを、許可得てのご紹介・・・




P7070014_320.jpg
P7070029_512.jpg
トリは、これぞ戦後巴里モオド復興を象徴するやふな豪奢な逸品・・・
サテンに薔薇柄レエス、チュール裾も贅沢にレエスの花畑が取り囲んでいます
贅を尽くしたこんなドレスには、シルクの薔薇プリント帽で往年の女優を気取って






天災などに見舞われると、何でもない平素の生活が如何に大切であるか、、、

今更ながら考えさせられます


お洒落することの愉しさを当然のやふに感じられる日々・・・いつか世界中に訪れますやふに


c6ce2b141049cb5e0b16df726dea25fb_512.jpg



パールHPへようこそ
Pearl


Pearl facebook
商品紹介などしております

グラムールよ、永遠なれ



いよいよ、今週より本格的な梅雨景色、、、

お天道様とも暫しのお別れ、といった日本列島であります



街角には、アラフォー世代には懐かしの・・・オフショルダーの乙女たちがあふれ、

あの娘もこの娘も80年代アイドルのやふ、時代は繰り返すものだ、としみじみ



☆   ★   ☆   ★   ☆   ★   ☆



繰り返すと申せば、昨年天に召されたデヴィッド・ボウイから着想を得た、

綺羅星の如く弾けたカウンターカルチャーが先のランウェイをにぎわしました

jpg.jpg


面白いもので、アングラな世界を愛して止まない人々はいつの時代も一定数存在し、

世間一般の潮流に逆らいつ 気がつくと次世代を担う先導者になっていたりするもの


その代表格が異星人:デヴィッド・ボウイであり、グラムロック旋風であり・・・


7e6fb55aad0fe7eb67fa6a4cd12a0143_512.jpg



男性がお化粧し、少年のやふな細い体型で 孔雀のやふに着飾ってもええじゃないか
短髪の女性が黒い革をまとって イカツイブーツで闊歩してもええじゃないか

何故って、グラムとは”魅惑的”であることを指す「glamorous」から来ているのだから・・・


どんな生き方が自分に合っているか・・・ 知ったらそこが天国か地獄かは別として、

きっと近い波長を持った人々の集まる 愉快な吹き溜まりであることは確実でせふ



といったワケで、今宵はギラギラやラメ・グリッター愛好家に贈る・・・

1970年代を一世風靡した 煌びやかな装飾品のご紹介です


P6200021_512.jpg
ラメ糸やテープの織り込まれたゴムベルト、ママのクローゼットにあったやふな・・・
造形性の高いバックルは、ときに耽美であったりスウィートであったり、、、




P6200024_512.jpg
「BIBA」の冊子に載せたるは、メタル製だましのシュールなネクタイブローチ!
ブルーグレイの模造真珠にメタルを編みこんだベルト、あえて上品に用いないのも通




P6200048_512.jpg
古代ギリシャを思わせるアヴァンギャルドなラップドレスに・・・ さて何を合わせるか?
ジャラジャラとしたビーズに、中々お見かけしなくなってきた鱗状のメタルベルト






無理して万人受けする必要はない、

何故なら 誰一人として同じ顔同じ体つきに生まれては居ないのだから・・・・



デカダンスでグラムールな馨りは 魅せ方を知った者だけが醸すもの

趣味が良いとか悪いとかを超越する そんなモオドはきっと時代を超越します


5_9ce0ab2d-4e83-42a0-bcde-58898b872919_512.jpg



パールHPへようこそ
Pearl


Pearl facebook
商品紹介などしております



紫陽花色の季節



入梅の北部九州・・・

雨で霞がかる、しっとりした季節がやって参りました


2b488dbebf650fd8e69b1107a1118fd2_400.jpg


各地の寺社で見頃を迎えつつある紫陽花、


徐々に色が移ろってゆき、見るものを愉しませてくれたのち、
フレンチポストカードのやふに、古びたパステル色に褪せていく・・・

朽ちた姿にも趣を覚えるのは、儚げな佇まいのせいかもしれません



さて、今宵はそんな梅雨の頃にお似合いな、スモーキー色のレエスたちのご案内


P6060004_512.jpg
雨がしとしと、案外肌寒い日にもお誂え向け、レイヨン糸のクロシェカーディガン
エドワーディアンな雰囲気のドレープブラウスで、エレガンスをまとふ
タッセル風ビーズ首飾りの詳細はコチラ・・・




P6090003_512.jpg
ビスチェ丈1900年代前後のブラウスの、細かなカットワークに乙女心奪われます
ヴィクトリアン期を彷彿とする羽織ブラウスは、チュールとテープレエスが好愛称
花柄織バッグの詳細はコチラ・・・




P6090015_512.jpg
1930年代頃の絹キャミソール・・・ステッチ状のプリントと胸刺繍の華奢さときたら!
1950年代の柄編みサマーニットボレロにて、大人に似合ふアイボリーのリフレイン
1930年代絹キャミソールの詳細はコチラ・・・
1950年代クロシェ編みボレロの詳細はコチラ・・・





ジメジメとし、思わず顔をしかめてしまふ梅雨、、、

一方で、60%を超える多湿期が 日本人にきめ細かく美しい肌質をもたらすのだとか


そう聞けば、、、  もやがかる長雨も恵みのなんとやら ロマンティックに思えませふか?


most-beautiful-women-edwardian-era-1900s-12-578c7e66eaa8b__700_512.jpg



パールHPへようこそ
Pearl


Pearl facebook
商品紹介などしております

アメリカン・ムウド



グンと上がっております、外界の湿度・・・
こないだまでの、巴里の木陰のやふなカラリとした気候はいずこへ?



とはいへ、当の巴里も現在、季節外れの熱波に見舞われているとのこと、

一瞬で夏が終わった かつての花の都は遠くになりにけり、でアリマス


☆    ★    ☆    ★    ☆    ★



世界の四大コレクションといえば、巴里・ミラノ・ロンドン・ニュウヨーク・・・


実は、モオドの発信地:巴里に続きコレクションの歴史が長いのは、

ニュウヨーク・・・ 何と第二次大戦終結の1945年から開始とはご存知でしたか!?



フランスで発表された最新モオドのパターンを買い、焼き直すのが戦前の各国の主流・・・

無論、歴史の浅い米国もその域を出ず、欧州からすると「新しもの好きの新興国」扱いでした

フランスモオドへの関心の高さは当時、「第二次世界大戦以前の米国デザイナーは、
インスピレーションを得る上でフランスのクチュールに頼りきっている」、と評されるほど



一方で、大戦中に巴里への渡航が困難となり 情報や物資が遮断されたことが、
米国の独自のセンスやモオドに国民の目を向けさせる好契機となります


戦火の巴里から工房を米国へ一時移転したメゾンしかり、、、

一躍戦後のトップモオドを牽引する役割を果たしたのは 「アメリカ」がファースト、でした


a32de73baa09979e6634d9761403e17e_zpsea273881_512.jpg
<上>戦時中から、華やかなりし独特の美意識の元 アメリカンモオドを打ち出すHarper's BAZAAR誌・・・ 
実はハーパーズバザーこそ1864年創刊の老舗、世界初の女性ファッション誌!!

<下>ハーパーズから遅れること数年、1892年に創刊したのがVOGUE(仏語で”流行”)・・・
o-VOGUE-570_512.jpg



大戦直後の巴里は大混乱、ディオールが「ニュールック」を打ち出し復興の兆しを見せつつも、

モオドの新星:米国の影響は大きく、「アメリカンファッション」の特集が組まれるほど・・・


そんな中、先述のニュウヨークコレクションがスタート、、、

世界の眼差しは、米国流:とにかく豪奢かつユニイクなセンスに向けられます


米国の特徴といへば、何といっても多民族出身の移民による国家であること

それに加え、ハワイやメキシコ、キューバといった近隣諸国の陽気な文化も融合し、
他に類を見ない 愉しいモオドの花々が咲き乱れ 世界はアメリカンムウドに包まれました!



今宵は、そんな米国の影響を受けたと思しき 1950年代のワンピイスのご紹介・・・

欧州製ながらも、海の向こうの椰子の実の香りが しそうではありませんか?



P6010009_512.jpg
小花柄だけならフレンチシック、でも袖のフリルやフロントのダブルリボンときたら・・・
お花に果実に、ちょいとトゥーマッチ?位がアメリカンムウドでいいさじ加減なのであります




P6010015_512.jpg
巴里のニュールックも、米国流の解釈を経て再び巴里に戻る、、、
張りのある上質な細番手の綿だからこそ、甘さも控えめに・・・頭には鈴蘭ヨ
丸襟綿ワンピイスの詳細はコチラ・・・




P6010001_512.jpg
イタリアン襟にトリコ色のチェック、陽気なセイラーボーイを胸に留めて
たっぷりギャザーに遊びのあるポケットや袖口、豊かになったんだナア・・・
イタリアン襟チェックワンピイスの詳細はコチラ・・・
1930~40年代水兵さんブローチの詳細はコチラ・・・





巴里の小粋さを、アメリカのお茶目さでデコレイト、、、

そんな、戦後のアメリカン・フレンチテイストがお好みの貴女さまへ・・・


マダムヒサミによる 恒例の春夏コレクションが本日より、絶賛開催中でアリマス!
His-trick S/Sコレクション バッグ篇
His-trick S/Sコレクション アクセサリー篇




夏生まれなのに大の苦手な夏・・・ けれど、忘れられない夏にと願う 梅雨前の心持


1950s-hat-and-play-suit_512.jpg



パールHPへようこそ
Pearl


Pearl facebook
商品紹介などしております

プロフィール

Pearlマダム&ムシュウ

Author:Pearlマダム&ムシュウ

福岡に御座います、フランス中心の
ヴィンテージ・アンティークショップ
Pearlのマダム&ムシュウによる
日々の戯れ言を綴った日記です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ




検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
ブログランキング・にほんブログ村へ