お国違へば・・・



所謂黄金週間に入ったお方、さふでないお方ともに 皆様如何お過ごしでありませふか、、、

「商い柄、黄金週間とは一生無縁かも知れないわねヱ」等といふ会話さへ最早話題に上らない真珠家であります





少し前より、ご縁がありまして 主に婦人服で欧州のお品に加え 亜米利加のお品を扱わせて頂いて居りまして、

日頃当方で欧州の古いものに親しんで頂いていますお客様にも是非、両者の違いの面白さを感じて頂きたく、

帰省やら催し物の多きこの黄金週間に合わせ、構成やら趣向を少々変えて御座います・・・

ご興味がおありの方もそうでもない方も是非、麗らかなる陽気にまかせてご来店下さいまし、、、



と申しましても、主なる取り扱い年代は共に1930~50年代 どう違うのか知らん、と思われるお方も居られませふ

ところがどっこい、出自は同じアングロサクソン人種であってもお国変われば国民性が違ふのは勿論の事、

音楽、モオドなど多岐に渡り 趣味嗜好がかなり異なってくるのは大変興味深いことであります




一言で申しますと、例えば仏蘭西人好みはシック だとしますと、亜米利加人好みは華やか と言えませふか・・・


元来、陸続きである欧州は領土奪い合いの歴史も長く、各々の国の同時性を守りおもんばかる傾向にありました

それが当世もなお、毛織物にレエス、硝子工芸やら革細工やら… 国による伝統工芸が残る所以でもありませふ



他方 亜米利加は先住民のインディオ、隣するメキシコやハワイ 黒人文化等の融合体でもある多民族国家、

文化の融合によるその色鮮やかな色彩感覚や単純明快で柔軟な感性は、世界的に見ても特異な発展を遂げました

第二次大戦前は欧州から最新モオドを「輸入」していたのが一転、大戦の混乱を期に自国でまかなう必要性が出、

膨大なる人口に対し 亜米利加発の独創性溢れる趣向を凝らした品々を輩出する所以となったやふであります

また、他方ではジャズやらチャアルストンやら活動写真やらの文化を欧州はじめ世界に「輸出」、

クラシックやら民族趣向一辺倒であった欧州の人々の度肝を抜き、衝撃と共に多大なる影響を与えた彼らは、
 
シャンソンに染まっていた1920~30年代の仏蘭西においても「巴里の亜米利加人」と呼ばれるほど、羨望の的でした



30s 1_400




戦前戦後といふ特殊事情も加わり 欧州各国と亜米利加とは互いに影響を与えつつも独自の発展をみせたのでせふ

そのやふな違いは、特に1930~50年代を中心にお洋服や装飾品の色調やら嗜好の違いに見て取れますことから、

お客様によっては亜米利加的趣向を好む方、欧州的趣向を好む方と自然と分かれるのもまた面白いものであります



真珠開店当初は亜米利加と欧州共に買い付けに参っていたわたくし共からしますと、どちらの文化も甲乙付け難く

繊細で誇り高き欧州の人々に混じり 少々緊張気味で「平たい顔」を引っさげ蚤の市などを廻っておりますと、

人懐っこくお喋りでチョイとお節介な、亜米利加の人々やホットドックの馨りを時に恋しく想うことも御座います



年代の好みや趣味嗜好を大切にするのも素敵なことですが 時には国や文化に対する先入観にとらわれず、

素直な感性で目の前のお品と本能のままに向き合うのもまた 新しき自分探しとなるのではないでせふか

なほ、今宵の『戯れ言』は 仏蘭西・亜米利加両国の国旗共通色に由来してこの二色にしております、、、気付かれましたら是幸い




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福岡に御座います、フランス中心の
ヴィンテージ・アンティークショップ
Pearlのマダム&ムシュウによる
日々の戯れ言を綴った日記です

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