北斎に想ふ


先日の告知通り、きちんとした形としてはほぼ初めてに等しき「定休日」を頂いたわたくし達、、、

サアテ、共の休みなど久しくなかったし如何に過ごしたら良いものかしらん…

暫し思案した挙句、開催が決まってから必ず行かふと心に決めていた『大北斎展』に参ることに致しました



初夏を思わせる麗らかな桜吹雪の中、自転車漕ぎ漕ぎ 百道浜程近くの博物館へ一路向かった真珠家二人

そこには、わたくし達の想像を遥かに超える 文字通り「怒涛の北斎ワンマンシャウ」が待ち構えて居ったのです


海外でもGREAT WAVEでお馴染みの『神奈川沖浪裏』や通称:赤富士こと『凱風快晴』も大迫力で鎮座まします

様々な画風に生涯挑み続けたといふ飽くなき探究心と繊細な筆運びに思わずハアア、、、

また 天が才を与え給ふ北斎の見せる滑稽で遊び心溢れる一面に堪らずクスリ、、、


そんな中でも、際立って美しき哉は日本古来の薄桃や墨黒、浅黄、鶯をはじめとした淡色の数々

それは、大海原の浪や富士の裾野に用いられ強烈な印象を残す藍色の背景に用いられながら、

嗚呼、なんとマア 心に染み入るやふな儚げな色艶でありませふか!!


古来からわたくし達の祖先は、朝靄の霧に、夕間暮れの空に、霞架かる雲に、、、

時折現れる絶妙な濃淡の色彩を愛で、色の名を付ける素晴らしき感覚を持って居りました

昭和30年代頃までは、かやふに美しき「曖昧」なる色が街の家々やお召し物、車や家電に至るまで使われておれど

昨今、ふと見渡すと白黒に始まり機械的に鈍く光る色、かと思えば目の覚めるやふな蛍光系原色の洪水・・・

湿気を帯びた日本の風土にしっくりくるあの「曖昧」な色たちは何処に雲隠れしてしまったのでせふか

わたくしの好きな美輪明宏氏もおっしゃっておりました、、人っていふのは保護色動物

その心は、黒や灰色を着てばかりいたり暗い色のお家に棲めば 人は自然とそのやふな心持になると・・・


柔らかく美しき曖昧な色合いで満たされた街並や車 建物に人々の姿、、、

そのやふな光景を再び見ることが出来る日がもしも訪れましたら、

震災で精魂尽き果てた人々の胸にも 暖かな感情が湧き上がるでせふか




 
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