仏蘭西珍道中記 ~十八禁の巴里篇~


わたくし真珠婦人による珍道中記も今宵にて最終話としたく候・・・

折角だもの 所謂表の顔の巴里でなく、裏の顔も垣間見たい… そんな紳士淑女へ愛を込めて贈ります


さふ…本編はチョイと大人の巴里にて御座いますので、お子様がお休みになってからコソリとお読みの程を、、、





帰国も間近に迫った6月25日の熱い暑い午後のことでありました…  

真珠家念願の、いやわたくし悲願のといふべきか、、、遂に「ゲイ・パレイド」なるものに参列?して参りました


数年前から存在を気にしておれど、日程合わず断念していたものが妖しくも華々しく眼前を通り過ぎて行く…

巴里のメイン通りが同性愛の象徴である虹色に包まれて、あたかも白昼夢を見ているかのやふな色彩の洪水


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欧州はじめ世界各国から集ったと思わしき 肌も目の色も性別も入り乱れた同性愛者のカアニバルがそこにあり、

普段から開放的である仏蘭西においても尚、陽の下で堂々と恋人と闊歩することの悦びを全身で表す彼彼女ら、

その姿は如何に日常において抑圧されているか、暗黙のうちに如実に語るものでありました


そもそも古代では世界中で同性愛は認知され、特に地位高き人々においては異性愛より神聖とされていたさふ

愛する人が同性であるか異性であるかといふ単純な図式の答えが人間の都合によりややこしくなったのでせふか、

近世に入ると宗教やら政治やら様々な思惑が彼彼女らを縛り 同性愛者たる者人に非ずといふ苦難の時代を越え

当世においてはその姿をブラウン管においても見ない日はなく、一見安住の地を得たかに思えますれど

一度貼られた歴史のレッテルは変わらず重く圧し掛かり、今日においても自ら命を絶つ人も多かりける・・・


、、、とマア、同性愛に関しては様々なご意見が各々お有りの事と存じますけれど

人たるもの、抑圧され 行き場無く地下に伸びた根はとてつもない大輪の花を咲かせるものなのでせふか、

同性愛者の方々の中には芸術面はもとより、非凡なる才をお持ちの方が多いやふにわたくしには思われます


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さて、パレイドに再び戻りまして… 真珠家が独断により勝手に選びました『本日の主役』はこちら、、、

目も覚めるやふな青に彩られた20年代キャバレイ風の出で立ちが幻想的な美しき青年… いや心は乙女のこの方

非常なる長身であることから、恐らく阿蘭陀より遠路はるばる参列したと思しき御一行をお供に麗しき笑み浮かぶ


また、長期の遠洋任務による必然か否か… 海軍風出で立ちは最早同性愛の方々の定番で御座いまして、

偶然にも桃色のマリンルックで参ったわたくし、さほど違和感なく… 寧ろ女性から写真をねだられる一幕も


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祭りが終われど、彼彼女らの年に一度の夜はまるで白夜如く永く…

さふ、パレエド後の街の辻辻のバアにビストロにクラブに繰り出し、夜明けるまで謳歌するのでありまして

この日ばかりは、巴里の中心は賛同を表す店店の掲げる旗やら風船やらで虹色に染まり、シャボン玉が舞い、

同性愛の人々が文化のみならず街の経済の中心を担っているやふで御座いました・・・・




またとある日、巴里はモンマルトルの丘のふもと、ムウラン・ルージュの並びにあります大人の町へ、、、

目指すは『エロティック・ミュウジアム』… 巴里広しといへど昼夜問わず開いているとの謳い文句の珍美術館

世界各地より珍妙奇妙なるもの、古写真から現代美術に至るまで性に纏わるものを地下一階地上五階にずらりと…

、、、さふ、ここはまさに 仏蘭西版 秘宝館と言えますでせふ

因みにこれは真珠家の紳士の姿では御座いませんので アシカラズ・・・


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とはいへここは愛と芸術の国、湿度ある我が国のそれの良さとは又違い 寧ろ開放的にさへ感じられる館内

初老夫婦と思しき二人連れがにこやかに鑑賞する横に、二十代の美術学生らしひうら若き乙女が腕組みにらめっこ

下のやふな古い艶葉書から見世物小屋に関するもの、我が国の春画をはじめとする亜細亜や阿弗利加の古美術品、

同性愛ものに 以前戯れ言でも触れた仏蘭西版娼館:メゾン・クローズや娼婦達に纏わる貴重な資料まで、、、

ご興味ある方で今後巴里に行かれる方の為 詳細は控えさせて頂きますけれど、お国違えば愛の表現もそれぞれ…

ことに、亜細亜のものは性愛をコミカルタッチながらのどかに描いているものが多く

他方 欧米ものは匂い立つやふなエロスを如何に醸し出せるかに心血注がれているやふに思われます   


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何より、人からしたら馬鹿馬鹿しいと思ふやふなものに人生を賭けて極めることの素敵さ・・・

嘗て高度成長期頃日本各地に見られ、今や時の流れか不況の波かその衰退振りが著しい秘宝館の現状を思いますと

人間の根源であるエロスについての探究心は恥じるべきものではないのだ、と仏蘭西の余裕さえ感じられます…



と、ここらで長きに渡りご愛読頂きましたわたくしによる珍道中記はそろそろお開きの時を迎えたやふであります

もしかしましたら、気紛れ紳士による~番外篇~があるか否かは定かで御座いませんが、

一端巴里から離れ また再び浮世へと戻ります・・ 嗚呼、我が愛しの巴里よ、、永遠なれ!!

因みに以下はわたくしでは勿論御座いませんので アシカラズ・・・ 





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