シャポー七変化




数日来、真夏を彷彿とさせる日差しに思わず、仕舞い掛けた半袖を慌てて引っ張り出した方も多いかと存じます

されど、一雨 また一雨… 重ねる度に確実に秋の足音はすぐそこまで近づいているので御座いまして、、、

今宵は、秋の御洒落は足元から、、ならぬ 「御洒落は頭の先から」といふお話をしてみたく思います




老舗デパアトなどでは稀に、中折れ帽に背広 クロシェにアンサンブルの出で立ちの素敵な老夫婦を眼に致します

大戦後の1950年代後半以降 文化の中心が所謂若者世代になる迄は、年代毎に流行による型の変化はあれど、

欧米は勿論、我が国においても帽子は成熟した男女の正装には勿論、外出には欠かせないものでありました

今となれば少々滑稽にも思える、以下の移動式帽子洗濯屋さんも戦前の日本では夏の風物詩であったことでせふ


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おそらく昭和初期と思しきこちらのお嬢さん達に到っては、まるで打ち合わせてきたかのやふに

お友達どうし、お帽子の麦藁とバッグとが見事な調和を醸しだして眼にも涼しげでありますネ

飛び抜けたキネマ俳優や女優如き面立ちでなくとも、お帽子は人に華やかさをもたらす事がよく分かります






近年、街の辻辻に復活の兆しを見せている帽子屋さん… また一昨年、爆発的に流行したカンカン帽の影響か、

若い方を中心に お帽子を被るといふ御洒落に再度眼を向け始められたことは良き事のやふに思われます

一方、本来の日よけとしての目的を果たすと秋以降 素敵なお帽子姿の方がぐんと減少するのは悲しき哉現実…


さふ、、実のところ 凝った趣向やら豊かな素材やらに彩られた魅惑的なお帽子が出現するのはこれからが本番、

初秋には残暑の中、お帽子の彩りで一足早き実りの色付きを愉しみ、

真冬には羽織に隠れたお洋服やらと密かに合わせたお帽子の御洒落を愉しむのもまた一興、であります

 
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ところが、デパアトなど参りましても 素敵だと思ふ帽子はお値段がかなり良ふ御座いまして中々手が出ないもの

さふ、オーダーなりセミオーダーなりで職人さんが作られる質の高い物はそれなりに価格が比例致しますが

当世の貨幣価値ならウン万円は下らない趣向の凝ったお帽子を何分の一かで手にする素敵な方法、、、

その一つが、所謂ヴィンテイジやアンティイクを扱うお店で探す方法であります…

買い付け中には、時として今では最早復元して作ることの出来ない程手間隙掛かったものや 

当時の伊達者でせふか、テイラーにて同型を素材違いで誂えたものが複数同時に出てくるときも御座いまして、

それらが次の持ち主にピタリと納まって送り出す際の心持と来たら… 娘を嫁に出す父親の如く、であります



確かに、嘗ての人々と体格も違えば人種により骨格も違うわけですから欧米のお帽子が馴染まないこともしばしば

そんな時にはまず、フェルトやウールなど柔らかい素材で出来たものから挑戦なさることをお勧めします

また、面積の小さいお帽子から始めてみたいといふ方には 手頃なベレー等も真珠では常時取り扱って御座います


被ったことのない色だけれど…と不安気であったお客様の顔が、ぱっと薔薇色に変わるその刹那の美しさときたら

まさに、御洒落ことはじめは是までの自分の殻を少し破ることにこそあり、とわたくしは思います

髪は顔の額縁、と申せど帽子も然りでありまして、お顔の表情を艶やかにも清楚にも装ってくれる魔法の小道具…

兎にも角にも、恐れず先ずは手に取り 被ってみては如何でせふか、、、

さふしてお気に入りを見つけられましたならば、先ずは被り倒して完全にあなたのものにしてしまいませふ…

もうその頃には、お帽子なしではいられない 新しきあなたが鏡の中に居ることでせふ!


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パールHPへようこそ
Pearl

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Comments

何も言えなくて…

帽子は似合わぬからと抵抗があった私が、
初めてベレーにチャ―レンジしたのもPearlでした。
被り方が分からないから被せて下さいと、婦人に被せてもらったのを(笑)思い出しました。
 次は何色がいいかな~虫とか(ブローチ)とまらせ
たい!など、いろいろと洒落御が楽しみな…秋、ですね。
  • 2011.08.28 15:34/
  • コーヒーのモト子 URL/
  • 編集

ジャクソン5 ならぬ JWALK5 に…

これはこれはモト子嬢! 先日は暑い中、有難う御座いました。
何をおっしゃる うさぎさん・・・ こぼれそうに大きな瞳を持つ貴女に帽子が似合わぬわけはなし。
今後も是非、アンチ世間かつ アウトローでロケンローな生き方を貫いて下さいましナ。
さふして、貴女独自の 「中性的であり大人と少女の狭間の儚い御洒落」観を極めていかれますやふ・・・
お逢い出来ぬ日は、せめて夢… いへ日記で逢へたら、、、
  • 2011.08.28 18:10/
  • 真珠婦人 URL/
  • 編集

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Pearlマダム&ムシュウ

Author:Pearlマダム&ムシュウ

福岡に御座います、フランス中心の
ヴィンテージ・アンティークショップ
Pearlのマダム&ムシュウによる
日々の戯れ言を綴った日記です

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