スタア列伝 ~華の30年代篇~



季節は進み、九州ではわたくしの好きな八重桜がそろそろ見頃、、、


そこで、今宵は 時節柄活躍の場も増えるワンピイスやドレスのご紹介をさせて頂きたく候…

二回にわたり 仏蘭西ルウツのキネマスタアたちの着こなしになぞらえて お送りいたします


さて、初回は大人の成熟した文化が花開いた「華の30年代」に輝きを放った女優お三方のご登場! 






先ずは、ルネ・クレール監督『巴里祭(1934)』でもお馴染みの アナベラ(Annabella)嬢・・・

「巴里祭」と邦題がつけられ大ヒット、日本人に花の都:巴里のイメージを決定付けた映画でありますが、

原題は『Quatorze Juillet(7月14日)』つまり、仏蘭西革命による建国記念日を指しまして、

その日周辺におこる とある小さな恋のさやあてを主に、巴里庶民のささやかなる生活が滲み出る物語


以前も触れましたが 主人公演じるアナベラ嬢の、マア可憐なこと可憐なこと!

チョイとした仕草から表情のいじらしさ・・・ 完全にわたくしの個人的な好みであります


裕福な家柄設定でなく、往時の巴里下町の娘さんらしい装いはかえって今に通づるヒントを得られさふ

豪奢といふより、下のやふなハンカチイフ袖等 線の美しさが若々しさを出す・・・ そんな装いのお手本

巴里祭

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清楚なレイヨン水玉ワンピイスには、クロシェ編みショールやスカアフで貴女らしさのスパイスを・・・
巴里の古い石造りのグレイな街並には、色とりどりの花束が引き立ちます
詳細はコチラ・・・






お次は、同ルネ・クレール監督『巴里の屋根の下(1930)』より ポーラ・イルリ(Pola Illéry)嬢・・・

『巴里祭』のアナベラ嬢の恋敵役でも登場、本作でも次々と殿方の心を渡り歩く危うさと儚さが印象的

頬のほくろに象徴されるやふに、どこか神秘的で男心を惑わす天性の魔力の持ち主であります


30年代らしいケープを用いた着こなしや月の形の髪留め、帽子に付けられたコサアジュ等・・・

アナベラ嬢と比べると、細部まで気を配った チョイと悪ぶったお嬢様的装い、とでも申せませふか

お洒落心の源はやはり、異性の気をひくことにありけりか・・・如何にさりげなく魅せるか それが問題だ

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腰下はバイアスにとられた 紺地に赤のストライプレイヨン地のこちらはまさにポーラ嬢・・・
帽子につけたブローチや傘に、アールデコの名残を漂わせつつ・・・ 巴里の酒場に一人向かふ
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最後は仏蘭西生まれ 30~40年代ハリウッドで花開いた クローデット・コルベール(Claudette Colbert)嬢

クラーク・ゲイブルと競演した『或る夜の出来事(1934)』での自由奔放でお転婆なお嬢様役が印象的ですが、

コメディエンヌでありながら同年にはクレオパトラを演じるなど 多くの引き出しを持つ女優と申せませふ

クローズアップでは顔の左側からしか撮影を許さなかったとか・・・自身の魅せ方に相当のこだわりを感じます


配役により千差万別の衣装を着こなす彼女、ブロマイドには多数の艶やかなロングドレス姿が遺されています

仏蘭西生まれでも育ちは亜米利加、摩天楼の元 ダイナミックさや華やかさを体得したのでせふか


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水色に白ドットのサマー2ピースは、避暑地の昼下がり デイドレスとして着られたものか
ビイチにはしゃぐ声や初夏の日差しに想いを馳せる、、物語の或る一枚であります
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往時の亜米利加モオドは、ハリウッド中心に成立したことが実感できる 流麗な2ピースドレス
背中の大胆なカットから袖に遊ぶラインストーン・・・ ドラマティックな宵にどうぞ
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こうして見て参りますと、いずれもお三方 失礼ながら所謂絶世の美女では御座いませんけれど、

コケティッシュな表情やら 自身らしさを引き出すお化粧や装いにより、大層チャアミングに映りませんか

さふして、各々の魅力を引き立てる30年代のお洋服の線やカットの美しさときたら 感嘆に値します!



さて、次回は50~70年代を彩ったスタアたちと共に 同年代のドレスの魅力を再発見することと致しませふ・・・





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