豊かな時代



梅雨も中休み、朝夕のヒヤリとした気候が巴里のやふで 過ごしやすい博多の地であります

先日 拙いながら自作の帽子たちをチラリとご紹介させて頂きましたが、

今宵はチャアミングでいて 精巧なつくりの、クロシェ編みの品々をご紹介すると致しませふ



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手芸なぞ始める前は全く存知あげませんでしたが、我が国では「編み物:ニット」と一括りにされるところを

欧米諸国では棒針で密に編むものを「ニット」、かぎ針で透かし編み等に編むものを「クロシェ」と呼び分け、

それぞれに愛好家の団体や協会が存在するさふでして、流石は編んできた歴史の長さがうかがえます


重厚な暖かさを重視するのなら棒針編み、涼やかさ華やかさ重視ならかぎ針編み といったところでせふか

厳格な冬を迎える北欧諸国や欧州沿岸部では 目の詰まった保温性の高い棒針編みの製品が、

夏場比較的温暖なベルギーや仏蘭西では かぎ針によるレエス編み製品が伝統工芸として発達しました


このたびご紹介するのは、後者のかぎ針編みの品々でありまして 

糸の素材や細さ 編む柄により変化する表情にご注目あれ!


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1970年代によくみられた 首周りにクロシェ編みを配した綿地との切り替えワンピイス・・・
幾通りもの模様編みが見目涼しく、着れば袖口を通り抜ける風がなんとも心地よいのであります



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胸元の孔雀柄模様編みの細かいこと! 肩口の貝ボタンやタッセル使い等、随所にセンスのよさが…
孔雀モティーフのバッグは かつて亜米利加にてクラフトキットとして売られ 各自手作りしたもの



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花瓶敷きであるドイリーは、お世話になった方へのちょっとした贈り物にも喜ばれます
既製のバッグや洋服に縫いつけ プチ手作りを愉しみます、と仰ったお客様もいましたっけ



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もはや芸術品、と申せるやふな付け襟も かつては婦女子の内職としてせっせと編まれたもの
1950年代頃までは、着物の半襟同様 お洋服の簡易バリエとしての付け襟使用が健在でした
当世では手間と技術伝承の難しさから再現不可能となったものも、中古なら掘り出し物アリ!






かつての婦女子たちは、夫の着古したセエタアを解いて 坊やのおくるみを編んだりしたものでした

なにしろ次々と物が買えない時代・・・創意工夫で頭をひねり、無いなりに豊かに生きやふとしたのでせふ


ふと、かのマーガレット・ハウエル女史の 「ないことは豊かなことだ」との言葉を思い出しました



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