DRESS! ドレス! どれす! ~その弐~


本日の博多は台風の影響少なく 時折吹き返す風に霧雨が舞う一日で御座いました…

只今台風接近中の本州にお住まいの方、十二分にお気をつけ下さいマセ



さて 今宵は1900年台初めより世紀中頃にかけて 制作年代の順に従ってのドレスのご紹介



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先ずは 1910年前後頃 主に室内着として作られたであらふ極細綿糸のドレスから…
刺繍にタック寄せ等、室内のみでは勿体無いほどの手仕事に うっとり致します
がま口ポシェットとパンケーキ帽で、お馬にまたがり庭を散策しませふか




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女性の社会進出盛んな1920年代の乙女達は こぞってギャルソンヌ(少年)るっくの虜!
くびれなき筒状ドレスには アールデコらしい切返しやドレスクリップがモダンな隠し味・・・
胸元にはチュールの薔薇が、頭上にはビーズ飾りが揺れて 都会の永き宵は更け行く




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30年代のこちら、くびれた腰やスリム&フレアな線に女性らしさの回帰が見られます
とはいへ、デコなバックルや膝丈スカアトに 前世紀の窮屈さとは一線を画す開放感が…
植物が浮き上がる立体的な地をはじめ三種の異素材を配したデザイン力、お見事!




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鈍い光沢を放つ二色の柄サテンが幻想へといざなうドレス・・・恐らく1950年代のもの
桃色に灰色のコンビがこの時代らしい甘さ、腰下は箱ひだのさざなみが湖面を漂います
綿アメの雲に見立てて総羽根の帽子を乗せれば、雨空にも虹が浮かぶやふ  






先日、同じく古いものを扱う先輩よりお聞きした 素敵なお話、、、


贈り物に何が欲しいかといふ問いに対し、欧州では必ず上位に「何か古いもの」が挙がるそうです

「something old」… 家族に受け継がれたantiqueでも、蚤の市でみつけた自分だけの宝物でも、

「あの人にならこの価値がわかるであらふ」「この人にこそ受け継いでもらいたい・・・」

古いものを贈りあい、希少な文化遺産に敬意を払い次代に遺す姿勢が自然に根付いていることが、

歴史の長い欧州の国々を下支えしてきた強みであり 魅力とも申せませふ





今宵ご紹介したドレスたちは 既製品タグ等のない、まさしく唯一無二のものたち

それはすなわち 注文主や作り手の趣味の良し悪しが明確に反映される代物でもあります


家具でも宝石でもお洋服でも たとえ古写真一枚だったとしても、、

魅力があったからこそ人から人へとわたり 受け継がれたからこそ今手にできるのであり、

中には この進んだ現代を以てしても、寧ろコストや技術的に到底製作できない贅沢品もあります 


一つ一つにひそむ物語や想い出たちには 無限大の宇宙如く未知の浪漫が御座いませんか

一世紀から半世紀を経てもなお、後世のわたくし共にインスピレイションを与えてやまぬその力、


・・・ それはきっと、生半可なものじゃありませんぞえ





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