道化の屈折美




先日来の報道により、俳優のロビン・ウィリアムズ氏の死去は皆様ご存知でありませふ


今宵は氏を悼み 人といふものの「表と裏」についての私観を綴りたく思います 




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氏を想うとき、わたくしの脳裏には何故か故・川谷拓三氏も共に浮かびます


かたやスタンダップコメディアンから叩き上げた ハリウッドの名喜劇俳優、

一方で「3000回死んだ男」との異名を持つ 大部屋俳優の星、

共通するのは、両氏の代名詞ともいえる「泣き笑い顔」 でせふか・・・


思えば、以前ご紹介した 憧れのミヤコ蝶々先生も同じく「泣き笑い顔」、であります
詳しくはこちらの戯れ事をどうぞ・・・ →二つの夫婦善哉



顔で笑って心で泣いて、、、

三氏は世間を笑いや泪で明るく照らした分、いやそれ以上に心に深く暗い闇を抱えていたのか




事実、私生活のロビン・ウィリアムズ氏は長年アルコールや薬物中毒に悩まされ

人のよさが災いした川谷氏は 他人の借金を肩代わりしたまま肺がんに冒され亡くなったり、と 

文字通り 壮絶な人生を生きながら、舞台やキャメラ前に立てばいつもの笑顔を浮かべました



幼少期、賑やかなサアカスの道化師の姿に どこか末恐ろしい凄みと哀愁を感じたあの感覚・・・

笑い顔に刻まれた深いしわ一本一本に、心の闇がいつしか刻まれて

結果的に代名詞の「泣き笑い顔」となり、えもいわれぬ味となり銀幕に滲み出るのでせふ




後世に名を遺したスタアたちの多くが数奇な運命を生きたやふに

真の芸術とは 平々凡々とした日常からは生まれ難きものではないでせふか

血を吐くやふな人外境の出来事を経て、憤り泣きわめき 苦悶し自問自答する・・・ 

人前では、何事もなかったかのやふな顔で まるで道化師のやふに陽気におどけてみせる

その時 心の切り傷から 人に何かを訴えるものがかさぶたのやふに自然と涌き出てくるのか


ときとして 優れた喜劇があればシリアス劇は要らぬ、と言われますやふに 

喜劇だからこそ 人間の悲喜こもごもがしんみりと素直に響くことって御座いませんか





表と裏がある、といふやふに 多面性があることは悪であると捉えられがちでありますが、

平素ひまわりのやふな乙女が 裏を返してもひまわりであった、ならばチョイトつまらないもの

漆黒の闇夜に浮かぶからこそ、花火は艶やかに人々の心を打つのでありませふ


カットが多面で複雑になるほど輝くダイアモンドのやふに、屈折した美の趣深さを感じるこの頃





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