乱歩は続くよ、何処までも…



昨夜に続きまして、二夜連続の乱歩地獄でございます・・・
ご興味のあるお方は どうぞお付き合いを



語り手代わりまして、時はわたくし真珠夫人の尋常小学校時代まで遡ります



皆様同様に、乱歩先生との出逢いは図書館所蔵の『少年探偵団』シリーズ
怪人二十面相・明智探偵双方譲らぬ駆引きの末の大捕り物劇は説明不要ですね

子供向けの探偵推理小説でありながら、何より幼いわたくしの心を惹きつけたのは

乱歩先生がチラリと垣間見せる色香漂う世界感や 妖しくも洒落た文体、、、


薄暗い路地裏を行く道化師の だんだら染めの衣装とはどんなものかしらん…

紅顔の美少年とかいう助手の小林少年の 朱い頬とはこんなものかしらん…

八幡の藪知らずとは どんなに暗く深く怖ろしいところなのかしらん…

無残にも殺される美しい令嬢、、 やはり美人は薄命なのかしらん…


読み進むわたくしの心は既に犯人を追うのではなく、

まだ見ぬ大人世界や 美醜問わない人間の欲望

舶来品であろう趣向が凝らされた登場人物の持ち物の数々、、

それらを想像し 憧れ また時にうっとりさせられたものでした

時には、端役で良いからこのお芝居の中に入ってみたいと・・・

恐らく、わたくしのルウツの一端は乱歩先生の世界に遊んだ事にあるのでせふ




時は移ろい、、

成人を超えたわたくしは 先生の短編集や長編などを手に取るようになりました

好きな作品の代表としては『孤島の鬼』でしょうか、、、


かつての華やかかりし浅草界隈の喧騒、サアカス団や見世物小屋、奇形の人々…


乱歩先生が好んで描いたモチーフたちの多くは現在ではタブウとなり

遠い存在となった世界がそこらには影の主役として生き生きと命を得・・・

科学や文明が発達した今日にはない未知なる物への畏怖や憧憬は

長くわたくしを惹きつけて止まないものの一つになり

心の深層に刻み込まれた幼き日々の乱歩先生の艶めく記憶を

よりいっそう濃く 妖しくも艶やかに蘇らせてくれるのでアリマシタ






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