スパンコオルにむせぶ ~宵篇~



友人の慶事で暫しお里帰り等しておりましたら、あっといふ間に師走も半ば・・・

仏蘭西より小荷物も届いたりと慌しくしており、ご無沙汰の戯れ事で御座います



都会のビルヂング街は何処もかしこもすっかり電飾の渦、、、

ハロウィーンやクリスマスで大騒ぎしたと思えば、お正月には神社で初詣…

純粋なる一神教でない国民が多いからこそなせる、お祭沙汰であります



平素より煌びやかな場所へ赴く機会も増える今時期、

夜間の室内間接照明や街角の電飾に映えるのはさふ、ラメやスパンコオル…

さふ、それらは決して表舞台に立つスタアの為だけのものではないのであります


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所謂「貴石」と呼ばれるダイヤやルビーといった高価な宝石類に代わり、

舞台役者や唄い手たちの為、比較的安価で遠くからも良く輝き映えるものを・・・

そんな要望から、1900年台初頭頃に所謂「コスチュームジュエリー」は誕生しました


ラインストーンやジルコニア等を用い、自由な発想で華やかに製作されたそれらは、

いつしか舞台上の人々のみならず、庶民にも着飾る悦びを与えるものとなります

何しろ、貴族しか買えぬ宝石とさほど変わらぬ装飾品が手に入るのですから!



そういった人工石に加え、絹に換わるレーヨン等の人工素材の開発が進むと、

ラメ糸を織込んだり、スパンオールを施したりといった豪奢な衣服も広がりました

第一次大戦後の一時的平和を謳歌する気風も加わり、1920年代世界各地の大都市は、

筒状シルエットにスパンコオル刺繍やフリンジが踊る、モダンな一部女子で彩られます



さて、今宵は そんな退廃的で狂乱の時代を偲ぶ・・・

ラメ糸やスパンコオルで装飾された 夜のとばりの似合ふ品々をご覧遊ばせ



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こちらは1920殻0年代リバイバルブウムに沸いた、1970年代のもの
絹地に総スパンコオルとビーズ刺繍が施され浮かび上がる、闇夜の蝶・・・
あえて紳士仕立てスラックスにて堂々とパーティに登場、など惚れ惚れしさふ
蝶モティーフトップスの詳細はコチラ・・・
タッセルビーズ首飾りの詳細はコチラ・・・



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こちらも同様に70年代のもの・・・胸高にロングシルエットが30年代を思わせます・・・
前後身頃をびっしり埋め尽くすは、ヒトデの如く今にも動きそうな躍動感ある花々
薄桃色の絹地ベースでも、どこか毒々しい艶を感じるのが70年代の真骨頂!
1920~30年代チェコガラス首飾りの詳細はコチラ・・・



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1950年代の馨りを漂わせ、異素材の組み合わせが異彩を放つ華やかなドレス
身頃はラメ糸を織込んだ化繊レース、スカートは細かく輝くチュールにサテン重ね
ゴールドトーンの葉状首飾りに、ミンクファーのトーク帽にて暖かみをさして、、、
1960年代ゴブランバッグの詳細はコチラ・・・




個人的にラメやスパンコオルは大好物で、街中で一人ミラーボール化するもしばしば

それも、年齢を重ねる毎つい手に取るものがきらきらしている事が多くなりました

目指すは、ターバン帽を被り華やかな衣装に身を包んだ晩年のミヤコ蝶々先生、、、


一見個性が際立ってとっつきにくい方が 話してみると案外シャイで実直な方だった、

長年人と接することを生業としていると、そんな嬉しい裏切りが山ほど御座います



人とは外見のみではわからないもの、

それはまるで、光線に当たるときのみ眩く照り輝くスパンコオルのやふに




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