伊達男に捧ぐ ~タイ篇~



先日のこと、永六輔さんが永眠されましたネ・・・

美しい日本語を用い、慈愛を込めつつ鋭く世相を斬る軽妙な語り口が好きでした
「とても粋な男(ひと)でした」、永氏の娘さんの言葉に全てが詰まっています



さて、今宵は 粋な伊達男に捧ぐ ~タイ篇~ をお送り致しませふ


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◆タイの歴史◆

ネクタイの起源として伝わる有名な説として、ルイ13世を守るためにクロアチアの兵士が
フランスを訪れた際、彼らが首に巻いていたスカーフが起源である、というものがある

1660年頃人気のあったクラバット(cravate:仏)は、単に幅広ネッカチーフを首に巻いたものに過ぎなかった
またこれから18世紀にかけて、クラバットに限らず首に布を巻くスタイルは兵装としても用いられ、
一般化したこの形のクラバットは 第一次世界大戦頃までの一般的な男性の正装となる

19世紀後半にイギリスでクラバットの結び目のみを残したものが作られた…ボウ(蝶ネクタイ)である
アスコット競馬場での服装としてアスコットタイ、ダービー・タイが生まれ、正装になったのもこの頃…

1830年代にはすでに72種類のタイの結び方が考案されていたという
ユニークで複雑過ぎるネクタイは、それを結ぶことのできる時間的な余裕や忍耐力を表す、
上流階級同士の相互確認の暗号として機能していた…
(Wikipediaより一部抜粋)



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かつては、マリーアントワネットの時代に象徴されるやふに 過剰装飾気味であったフランス、
その頃まではご婦人よりも殿方のほうが派手で 襟周りもフリル等があしらわれておりました


19世紀の7月王政以降、フランスの男性衣料は着やすさなどの機能性を重視した単純化傾向へ・・・

階級間の服装の平準化が進み、誰もが一様に黒い帽子、黒の上下に白シャツの、
「からす男」とも揶揄されるファッションが流行する中、ネクタイは贅沢ができる数少ない部分のひとつに

当時の人々はネクタイをすることは紳士の最低限の務めと考え、ネクタイを見れば、
その人の社会的地位、育ち、政治的意見まで ひと目で分かると考えられていたさふな!



上のブロマイド(1900~10's頃)の殿方も 三つ揃えの色合いはシックながら、
襟やジレの形状、帽子の被り方等に苦心・・・ 勝負の決め手はタイか否か?



では、ここいらでこの度仲間入りを果たしたタイたちをご覧頂きませふ!


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サマータイムの淡い色合いの背広とも好愛称、蝶ネクタイであります
奥4本はご自分で結ぶもの、手前2本は簡易式で、白以外は絹製・・・
蝶ネクタイの基本的ルールは、両目間の幅とほぼ同じものを選ぶ、ださふ
1910'sカンカン帽の詳細はコチラ…




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こんな臙脂の変わりジレには、逢えて黄のネクタイは如何でせふか
ネクタイのキジ柄には帽子のブルーグレーに臙脂が… 粋な佇まい
タイバーやカフリンクスも装飾紋様の入ったもの、伊達男の出来上がり!
臙脂変わりジレの詳細はコチラ…




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1950年代の剛健骨太な三つ揃えには、青に白・臙脂の変わり柄のタイを
手前におわしますは、1930~40年代頃のエスプリの効いた柄タイたち…
渋くまとめるか、チョイ悪くきめるか、お茶目に遊ぶかはアナタ次第




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紳士売り場の四段引き出しを開けると・・・ 多様なネクタイが乱舞!
主に1930~50年代のデコラティブなものから、一部ユニークな70年代ものまで




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三段目には・・・ 正方形や長方形の所謂スカーフ類が顔を覗かせます
襟元にヴォリュームを出したいとき、ソフトフォーマルな気分のとき・・・
お顔の額縁として艶を足してくれるものを、是非お手にとってどうぞ!






当世、我が国ではビジネス仕様としての着用から青が、米国では赤が、
そしてフランス・イタリーでは茶色のネクタイが好まれるとか…

何処かお国柄が偲ばれるやふで、民族の顔かたちまでが脳裏に浮かぶやふ



ナニナニ、タイの結び方や種類が複雑すぎて お洒落心が折れそうって?

では先ず・・・タイを優しく巻いて下さる奇特な娘さんとのご縁を結んでみますか
(おあとがよろしいようで、、、)


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